冷蔵庫や洗濯機、電子レンジ等など様々な家電に付いている「アース線」。
受け口。
アース付きコンセント。
接客していたり、友人と話しているとアースが話題に上がると大体
「付けた方がいいの?付けなきゃダメなの?」
「付けようと思っても穴がないよ?」
かなりの頻度で聞かれます。
という事でお答えします。
絶対につけて下さい。
絶対にです。必ずです。何があってもです。
何で付けなきゃいけないのか、そもそもアース線って何をしてくれる物なのかを解説していきます。
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そもそもアース線って何をしてくれるものなの?
アース線とはその名の通り「大地と家電を繋ぐ線」です。
家電と名の付くものは例外無く電気の力で動いています。
その中で決まった場所に決まった量の電流を通すことにより、様々な機能を使用できているんですね。
しかしながらこの電流が直接人体を通ると感電し、最悪の場合は死に至る大惨事になってしまいます。
普通、外部に電流は漏れないことになっているのでさほど心配する必要はありませんが、家電が老朽化してくるとその限りではなくなってしまいます。
使用寿命を超えて使用し続けた家電製品など、設計時の出力が発揮できない状態になると電気が外に漏れ出す「漏電」が発生する場合があります。
そこに湿気が高く、空気中を電流が通りやすい状態になってしまっているとどうなってしまうでしょうか?
そうです、感電しちゃうんですね。
人体は電気ショックに非常に弱いです。電子レンジの漏電で感電死してしまったなんていう事故は毎年数十件起こっています。
そうならないために外に電流をわざと放出する回路を作り、万が一漏電してしまった場合でもそこから電流が逃げてくれる仕組み。
それが「アース線」なんです。
よって、このアース線が繋がっていないと漏電した場合、電流の逃げ場がありません。
そうなると電気伝導率の高い水分や人体などに襲い掛かってきてしまうリスクが飛躍的に高まってしまうのです。
アース線付ける所がないよ?
アース線が付いている家電は主に
等がとても多いです。
また、使用する電流が非常に少ないため、大容量の電流が流れると壊れてしまう家電にもついている場合があります。
等ですね。こちらの場合は漏電すると本体自体が壊れてしまうためについています。
後者の場合はさておき、前者の場合は冷蔵庫設置場所と洗濯機設置場所には問題なくついている場合がほぼ9割以上のはずなので問題ありません。
よく挿す場所がないとなるのは電子レンジです。
この場合は近くの穴を探して、元々ささってるアース線もろとも二つ挿せばOKです。
こういった具合ですね。
長さが足りない場合は
こんなのが売ってますので元々のアース線と結線して絶縁テープで結線部分をぐるぐる巻きにすれば問題ありません。
どんなに探してもアース挿す場所が無い・・・!と言う場合はこんなのもあります。
これを付けておけば安心です。
まとめ
今回は地味だけどもとても重要な役割を持つアース線をご紹介しました。
知らなかったなーとか繋いでないなーと言う方はこれを機に必ず付けて下さい!