本日修理品のFAXを引き渡したお客さんとの会話。
たろっさ「今回は隙間からホコリが侵入してそれのせいで回路がショートしてました。修理費用はいくらいくらです」
お客さん「ええええ~、だって用紙って常にセットしておくところじゃないの??(´;ω;`)」
たろっさ「残念ながら昨今のFAXはホコリの侵入を防ぐためにセットせず閉めておいて下さいと説明書に書いてあるんですよね・・・」
お客さん「そんなとこ見ないよお(´;ω;`)」
・・・うんまあ払ってもらいました。
さてさて、今回のこの件、皆さんは自然故障だと思われますか?それとも過失だと思いますか?
今回は修理品にかかる費用でどこまでが自然故障でどこからが過失かと言う所をお話していきます。
コチラも併せてお読み下さい。
修理の線引き!
説明書に書いてある環境下で使用が出来ているか?
実を言うと家電製品の説明書には細かく「○○℃~△△℃の環境下で高温多湿を避けましょう」とかそんな事が書いてあります。
ウェアラブルカメラやアクションカムなんかのアウトドア用の物でも使用限界はあります。
まずはそういった中で使用を普段していないか、耐用環境の中でも埃っぽかったり等は無いかなどをメーカーさんは確認します。
極端な高温下や低温下で使用をしていると故障部分の基盤なども通常使用では考えられない壊れ方をしていることが多いですからね。
設置場所に無理はないか?
冷蔵庫や洗濯機を屋外や納屋のような所で使用していたりするケースです。
基本的に屋外に設置をしてもOKな製品は限られてきます。
もちろん、業務用の自販機だとかそういうものは屋外設置が前提に作られているものもありますが、家電量販店に置いてある個人宅用の家電で屋外兼用と言う商品はほとんどありません。
古い家屋だったりすると二槽式洗濯機を軒下に出してバケツ代わりに使ったり・・・なんて言うものも見られます。
当然ながらそんな使い方をしていて保証期間内に壊れてしまっても有償になります。
特殊な設置環境の場合はまずありえない壊れ方をすることも多いのですぐ分かります。
業務使用をしていないか?
法人で利用をしていたり事務所で使用をしていたり、休憩室での使用だったりする場合は一切保証が利きません。
これは個人事業主でも同じで、法人で購入している場合は全てになります。
例えば24時間体制で誰か彼か詰めている事務所にエアコンを設置する場合。
通常じゃ考えられないレベルの酷使具合になります。
当然ほぼ24時間使用ということになりますからね。
そうなると個人使用と使用する度合いが比較にならず、すぐ壊れる可能性が出てくるからです。
それを毎回無料で修理・・・メーカーさん潰れちゃいます。
昼間しか使用しない、業務用として使用はしないという理屈は通用しません。
休憩室に置く冷蔵庫・・・と言っても皆で使用するのであれば開閉回数も別ものになりますし、洗濯機等も同様です。
この場合は有無を言わさず有償になります。
まとめ
今回は修理の有償、無償の線引きのお話でした。
何でもかんでも無料で修理できるわけではありませんので、壊れた際は潔く諦めることも肝心な場合もあります。
こんなはずじゃなかった・・・となる前に設置場所や環境の再確認をしておきましょう。