今、どの家電量販店に行ってもこの「Haier」が幅を利かせています。
製品の質はそこまで高くなくても、価格や豊富な種類等から一人暮らしのまとめなどに活用されることが多いです。
ただこのメーカー、皆さんは漠然と「中国のメーカー」というだけしか多分認知されていないと思います。
実を言うと結構日本の企業の技術が使われていたり、本国では日本で言うところのパナソニック並の多方面展開をしていたりします。
今回はそんなHaierに対する見方が変わる!かもしれないお話をしていこうと思います。
Haierの秘密
冷蔵庫、洗濯機の製造の源流は何とあの三洋電機!
昔、大手家電メーカーの一角として活躍した企業ですね。
ちょっと古い冷蔵庫や洗濯機だとかなりの確率でこのロゴがあります。
色々と優れた技術を持っていたのですが様々な不祥事等に苛まれ、2011年にパナソニックに吸収されてしまいます。
同年にパナソニックはHaierに三洋電機の白物部門(冷蔵庫、洗濯機等)の事業を売却。
元三洋の技術者の大半はHaierに流れました。
つまり、Haier≒三洋電機だったんです!
現在はHaierにいた三洋電機の技術者が流れてAQUAというブランドを立ち上げています。
HaierとAQUAも元は同じメーカーだったんですよね。
見比べてみると形も良く似ています。
なので「元々は日本の技術を使用して商品を作っている」という事なんです。
質は良いの?
残念ながらクオリティはあまり高くはありません。
コストパフォーマンスを重視していますので仕方ないんですが、そこに関してはどうしようもないですね。
どちらかと言うとジェネリック家電に近い所があります。
ジェネリック家電についてはコチラの記事を参照して下さい。
冷蔵庫は電気代が国内メーカーに比べて少し気になる所ですし、洗濯機の脱水の騒音と振動はあまり褒められたものではないですね。
しかしながら安価であるのと在庫が潤沢であるという所から急な入り用に優秀だったりします。
中国では大きい企業なの?
むちゃくちゃ大きいです。
日本で言うところのパナソニックやシャープ並に大きいです。
冷蔵庫や洗濯機だけでなく、テレビやAV機器、その他にはなんとパソコンや携帯なんかも出しています。
コチラの記事が詳しくまとめられています。
決して安くはない! 中国最大の家電メーカー「ハイアール」を知ってますか?
せっかくの大きいメーカーなんですから、日本国内でももっと多方面展開してくれれば面白いと思うんですが。
まとめ
今回はよく見かける「Haier」というメーカーについてまとめてみました。
確かにあまり品質が良いというイメージはありませんが、価格という所で国内メーカーは太刀打ちできないほどの乖離があります。
じっくりと電器屋で見てみるのも良いかもしれませんね。