おおまかな手順は①の通りです。
前回の記事では基本的な値引きの仕方をお話しました。
今回は更にそこから
日本一安い価格
を店員に迫るための術になります。
一番安いのはネットショップではない
もちろん例外はありますし、ネットの価格が最安値の物もあります。
しかしながら、ネットの価格はリアル店舗と違い、乱高下している物が大半です。
上図はとある生産終了商品の価格.comの最高値と最安値の棒グラフです。
いわゆる型遅れと言うやつですね。
見てもらえば分かる通り、一番安い時と現在ではおよそ2万円程度の違いがあるのが
お分かりいただけるかと思います。
元々の売価によっても異なりますが、家電に関して言えば30%程度の価格の開きが出ることも少なくないです。
どうしてこんな事が起こるのでしょうか?
理由は簡単です。安い所から順に在庫が無くなるからです。
「家電製品は処分の時がお買い得!」
一昔前まではよく言われていました。
ただ、リアル店舗だけでなくネットショップを引き合いに出す現代では
全く当てはまらないということになります。
因みに、こちらのグラフを出して
「この最安値と一緒にしてくれ」
と言ってくるお客さんも極稀ですけど居たりします。
どこで出しているか、その時周りはどういう状態だったのかを全て把握してる訳は無いので
大体の場合はお断りしています。
処分の噂が立ち始める頃が一番良いんでしょうね。
購入までには2回来店する
例えば洗濯機を買いたいとします。
購入の本命店へ1回目の来店で目星を付けている、付けていないに関わらず、店員に付いてもらって雰囲気良く話をしましょう。
その時点である程度絞り(出来れば2つ以下が望ましいです)、価格を出してもらいましょう。
基本編の①~③も忘れず行い、ギリギリの価格を出してもらうと良いですね。
そこで一旦名刺の裏に値段を書いてもらい、再来店する旨を伝えます。
その後、他法人の量販店へ赴き、その名刺を見せるとそれと同価格、
もしくは1~5%程度値引きを提示してくる店員が多いと思います。
それを聞いて元の店へ戻り、名刺を貰った店員にその旨をそのまま伝えます。
この時、証明となる物を提示できると良いでしょう。
こうすれば、よっぽど問題のある行動を取ったりしない限りは日本一安い価格が飛び出します。
現にここまでして貰うと、こちらも
「あ、この人はここで買いたいから戻ってきてくれたんだな」
という心理も働き、高確率で成約しています。
月末は安い?
結論から申しますと、全くありません。
予算が厳しい?歳末は販売員も必死?
根も葉もないデマです。どこの量販店でも根拠の無い値引きは現在ほとんど行いません。
足繁く通って店員と仲良くなる方がよっぽど効果的です。
端数を切ってもらう
ザクザクと値段も大体決まり、最後は端数の話をします。
例えばテレビを¥235,000-で決めたとします。その際に
「23にならないかな~・・・?」
場合にもよりますが、¥1,000-、¥2,000-程度ならあっさり引き受けてくれることが多々あります。
もしかしたら¥230,000-になるかもしれません。最後まで粘り強く行きましょう。
かなり主観も混じっていますが、概ね同僚達も同意見の方が多いです。
一販売員である前に此方も人間と言うことをご理解頂ければと思います。
最後は人と人との付き合いですから、なるべくならお互い気持ち良く商談したいですね。