以前お話した有機ELですが、そろそろ値段もかなり落ち着いてきました。
中にはもう20万切ってるモデルも結構ありますね。
さてさて、そんな中で価格が現実的になってくるとやはり増えてくる質問が
「有機ELと液晶どっちが良いの???」
やはりそこが気になるところですよね。
という訳で今回は液晶テレビと有機ELを比較しながら、両者の優位性をソニーの2機種
KJ-55X9000E
と
KJ-55A1
をサンプルにお話をしていきます。
両者特徴
液晶テレビ
こちらのX9000Eは液晶テレビです。
液晶テレビとなりますので液晶面があり、その後ろからLEDで液晶を照らしてあげています。
もちろん照らすためのライトを入れないといけないため、有機ELに比べてパネルが厚く、大型化するきらいがあります。
有機ELに比べて熱を持ってしまうというところもありますね。
ただし画面全体の明るさと消費電力の低さがメリットですね。
有機EL
こちらがA1ですね。有機ELです。
写真を見て頂ければ分かる通り、パネルが物凄く薄く、正に次世代のテレビと言った感じです。
この様に裏からLEDで照らす必要が無く、自分で発光して発色をするためにパネルも最低限の厚さで済みます。
単体だとポスターみたいにくるくる巻きに出来ますからね。スマートフォンのGalaxy等のエッジディスプレイは有機ELを折り曲げて入れてあります。
それをガラス枠にはめてるだけなんですね。
音質に関してもこの機種は後ろの台座がウーファーになっており、低音をしっかりと鳴らしてくれます。
それ以外の音はパネル本体を超振動させて音声を出しています。
これにより壁際に寄せれば寄せるだけ周りと反響し、音が増幅される仕組みになっています。
臨場感が凄いんです。
両者比較
こんな感じになってます。
有機ELは自発光の為、暗いシーン等に強いです。
後はバックライト制御等も必要としないため、動きにも強いんですね。
スポーツ観戦や洋画等を見るのにはもってこいです。
反面液晶テレビは明るさが明るいため、地上波でよくやられているニュースやバラエティなどを見る際に見やすいという特徴があります。
電力消費量は完全に液晶に軍配が上がります。
本来であれば有機ELの方が低電力のはずなんですが有機EL自体の出力を上げて明るさを最大限にするために電力を消費してしまっています。
液晶テレビの2倍程度ですね。液晶以上プラズマ以下という感じです。
後は有機ELで一番懸念されているのは画面の焼付きの問題です。
昔はかなりスマートフォン等でありましたね。
現在技術は進歩してならなくなったとパネルを提供しているLG、サムスンが相次いで発表をしていましたが何処をどう技術革新して焼付きが起こらなくなったかと言う根拠は企業秘密だそうです。
ちょっとそこが不安かな・・・
まとめ
バラエティ番組など地デジ中心であれば液晶!映画やスポーツ観戦が好きな方は有機EL!
こんな感じで大別できます。
もちろん自分の目で見てというのもとても大切です。家電量販店に足を運んで見てみましょう。