前回、前々回と加湿器の特徴とそれぞれの方式のメリットとデメリットをお知らせしてきました。
この二つの記事でそれぞれ
- 超音波式
- 気化式
- スチーム式
- ハイブリッド式
の4つの方式のお話をしましたが
「結局どれが良いの?」
「どれを選ぶと間違いないの?」
という所を今回はお話していきます。
各方式の特徴のおさらい
超音波式 | 気化式 | スチーム式 | ハイブリッド式 | |
メリット |
・音が静か ・本体の金額が安い ・熱を持たない |
・電気部品はファンのみ、電気代が物凄く安い ・フィルターがあるため超音波式より衛生的 |
・水を沸騰させるため、とても衛生的 ・湿度の高低に関わらず安定した出力 ・沸騰させているのでスポット暖房にもなる |
・超音波式、気化式のいいとこ取り ・衛生面、加湿能力を補ってくれる ・ヒーターは補助なのでスチーム式ほど電気代はかからない |
デメリット |
・加熱しない為衛生面が心配 ・広範囲を加湿するのは苦手 ・長時間使用すると加湿器付近がベチャベチャになることも |
・ファンが回るため、音が気になる人は気になるレベル ・冷たい湿った風が出るため、部屋の温度が下がる ・湿度50%位から急激に効きが悪くなる |
・電気代が半端じゃなく高い ・沸騰したお湯でやけどに注意 ・ボコボコと水が沸騰する音が気になる |
・本体料金が高い ・本体が大きい |
加湿能力 | 低 | やや低 | とても高 | 高 |
電気代(1日8時間使用の目安) | 200-300円 | 100円弱~150円 | 1,500~2,000円 | 800~1,500円 |
じゃあどれが良いの?
これなんですが実を言うと・・・
それぞれに向き不向きがあるため、一概にはどれが一番とはいえません。
具体的には寝室やリビング、子供部屋等で最適なものが変わってくるんです。
寝室には超音波式
まず利点として「音が静か」という所が挙げられます。
寝ている時に音が気にならないというのがとても◎。
更に加湿の能力がそこまで高くは無いため、夜寝る前位から朝起きるまで付けっぱなしにしておいても加湿しすぎという事がほとんどありません。
部屋が湿っていたり気温が極端に下がりすぎたりと言うことも殆ど無いのが大きなメリット。
そしてこの方式はアロマオイルを入れることの出来る機種も多く、リラクゼーション効果も期待できます。
リビングには是非ともハイブリッド式を
ハイブリッド式は本体の金額と本体の大きさがデメリットでした。
また、気化式とスチーム式のハイブリッドだとやはり音が少々気になります。
金額はさておき本体の大きさとはリビングであればそこまで気になる事は少ないです。
また、音に関しても普段テレビを付けたり談笑をしたりしているリビングであればあまり気になりません。
加湿畳数も余裕を持った大出力のものを選ぶことにより広範囲での乾燥を防ぐことができます。
コチラの機種だと使い捨てのトレイをフィルターケースに入れてシーズンが終わるごとに取り替えることができるため非常におすすめです。
子供部屋には気化式が安全
子供部屋に置く場合、衛生面と安全面がまず最初に求められます。
安全面となると熱を発する沸騰式、ハイブリッド式はアウトです。
衛生面から行くと超音波式も出来れば避けたい・・・
そうなるとやはり必然的に気化式となってきます。
熱を発さないのとフィルターで衛生的に使用をすることが出来ます。
ワンシーズンに一回くらいはフィルターのお掃除をしてあげましょう。
まとめ
という訳で加湿器についてまとめてきました。
大きく分けて4つの方式がありますが、全てに共通することは何事も使いすぎに注意ということです。
加湿器病なんていう言葉もあるくらいですから、湿度の調整はきちんと行いましょう。