だんだんと陽も短くなってきましたね。
皆さんはストーブと聞くと何をイメージしますか?
こんなのとか
はたまたこんなのとか
というのが普通だと思います。
しかしながら北海道、東北ではストーブと言うと「FFストーブ」または「煙突ストーブ」の事を指す場合が多いです。
中部地方以南のお家ではほとんど見ないかもしれませんが、場合によってはエアコン暖房よりもランニングコストが低くなる場合もあります。
オール電化だったりガス住宅だったりした場合はそもそも設置が出来ない事もありますが、参考にして頂ければと思います。
スポンサードリンク
目次
FFストーブ、煙突ストーブってなに?
FFストーブ
形はこんなのです。北海道、東北に住む方ならほとんどの方が見たことあるはず。
動作の原理は単純で、「灯油を燃焼して輻射熱で暖める。壁に空けた穴から排気をする。」です。
熱効率も非常に良い(89%前後)ため、燃費が非常に良いのが特徴です。
簡単に言うとこんな感じです。
給気と排気を全て外から行うため、部屋の中の一酸化炭素等の空気の濃度は変わらないようになっています。
灯油で火を起こし、その輻射熱によって室内を暖めています。
やっぱり灯油を燃やすと暖かいんですよね。北国の方はこれと共に育ったと言っても過言ではありません。
※外の給排気コックが雪に埋もれてしまったりすると給排気が上手く行かず、一酸化炭素が室内に蔓延してしまいます。最悪の場合死亡事故になります。
毎年数十件必ず起こっている事故なので皆さんも気を付けましょう。
煙突ストーブ
形自体はぱっと見るとFFストーブと変わりませんが、性能などはFFストーブに比べてかなり劣ってしまいます。
熱効率が65%前後と非常に燃費が悪く、給気は室内、排気は屋外と方式も違うために部屋全体が暖まるのに時間がかかってしまいます。
ただ給排気コックを使用しないために室内の中央に置くことが出来たり、本体自体もFFストーブの約半分くらいの値段で買えちゃいますから安上がりです。
古い家屋等では煙突式じゃないと付けられないなんていうお家もあったりします。
原理は至ってシンプルですね。
こちらも煙突内を定期的に清掃しないと通りが悪くなり、一酸化炭素中毒になってしまう可能性がありますので定期清掃を必ず行いましょう。
FFストーブ、煙突ストーブの良い所と悪い所
良い所
暖かい!
単純ですがコレです。
「直接火が燃えている所を見られるので視覚的にも暖かい」というのもよく言われますね。
部屋全体を暖めてくれるので、電気ストーブなどに見られる「ストーブの周りだけ熱くて他は寒い」と言う事になりづらいです。
設置費用が蓄熱暖房などに比べて格安!
全く設備がない状態でも室内給油タンクで良ければ全部で100,000円かからない程度で付けられます。
エコキュート等の設備フル導入の費用と比べると一桁違いますね。
導入コストが安いので重宝します。
悪い所
必ず穴を開けないといけない
新築であろうと何だろうと最初から付ける予定で穴を開けていない限り、必ず開けなければいけません。
直径7-10cm程度の穴を開けないといけないので注意して下さい。
そもそもオール電化やガス住宅は導入できない
出来ないわけではないですが、上記の住宅は「そのエネルギーしか使用しないことを条件に格安料金で使用できる契約」になっています。
夜間割引等の料金プランですね。
これを通常料金にした上で更には住宅保険等も変えなければいけません。
リスクリターンがあまり合っているとはいえませんね。
オススメFFストーブ
コロナ アグレシオ FF-AG6817H
コロナより、アグレシオシリーズの最新作です。
このシリーズは普通のFF輻射式と違い、スタイリッシュな見た目にこだわっています。
熱効率も非常に高く、燃費が良いのと電気代が少ないのも特徴ですね。
オシャレな今風のお家にもピッタリ調和するのでかなりオススメです。
まとめ
今回は北海道東北中心の記事になりました。
こちらのストーブに関しても今の時期が昨年の処分モデルなどもたくさん出ておりお買い得になっています。
今なら工事もエアコンが一段落して落ち着いているので、是非ともチェックしたい所ですね。