どうも、たろっさです。
突然ですが皆さんはアルカリ電池、どこのメーカーのものを使用していますか?
家電量販店には色んな電池があります。三菱やらmaxellやらパナソニックやら・・・
更にはアルカリ電池の他にもマンガン電池、ニッケル水素電池(充電池)、エボルタ等など様々な種類があってどれがどれだか・・・
ただ、安いのを選んでもやっぱり500円位はするんですよね。
そんな中、抜群の安さを見せつけるのがやっぱり100均のコレです。
物価の高騰で本数減ってますがコレです。それにしたって1本20円ですね。破格です。
アマゾンとかでも売ってますね。
これも接客していると
「ああいうのって使っていいの?」
「電池容量少ないんでしょ?」
等など言われますが果たして本当のところはどうなのか、本日はコチラをお話していきます。
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100均のアルカリ電池の容量は少ないの?
最初にコレだけは間違いなく伝えておきます。全くそんなことはありません。
結構勘違いされてる方が多いですが、内容量は「どの位の電流をどれ位の期間で流すか」という所に大きく作用されます。
単三のアルカリ電池を例に取ると、内容量は約1,500-2,000mAh、100mAの電流を流し続けるとおよそ18時間程度の使用が可能になっています。
すると、1,000mAhでも2時間弱くらいは保つように思えますが、実を言うと1時間弱しか保ちません。
大量の電流を供給しなければならない場合、電池の容量はほとんどあてにならなくなります。
1回に小さい電力しか使用しない物の電池を中々取り替えないのはここに要因があるんですね。
例えば電子辞書やなんかに電池を入れておいて使用している場合、2-3年電池を交換しないなんてことはザラにあります。
小容量の電流を長期間に渡って断続的に使用するのが電池が一番長持ちする使い方です。
この使用方法を守っていればそこまで電池の持ちの長さに差が出るということは理論上はありません。
じゃあ高い電池要らないじゃん!全部100均で良くない?
100均の電池は液漏れしやすいです。
液漏れは中の電解液が漏れることによって起きます。
この鉄部分の継ぎ目が国内メーカーと比べて甘いのが多いんですよね。ここからかなり漏れ出ます。
漏れると鉄を溶解させる塩基性の液体が出てくるため、一緒に使っている電池はもちろんのこと、
はたまた使用製品の鉄の部分までを錆びさせて機器ごとダメにしてしまうことが多いです。
リモコンが利かない!液漏れしてる!リモコン買い換えよう!
というのは誰しもが経験があると思います。
特にリモコンはほぼ毎日使うものが多いですが、毎日使用しても電力が大した事が無いため、中々取り替えません。
電池も段々と劣化してきて液漏れを起こしやすい状態になってしまいます。
その時期が100均の電池は格段に早いです。
買い置きをしておいたり、防災備蓄品として置いておくのには向いてませんね。
他にも壁掛け時計やなんかもそうですね。中々取り替えることはしませんので100均の電池は避けた方が良いと思います。
電池式のデジカメや携帯ラジオ、電池式のモバイルバッテリー等のそれなりに電力を使用する物に使用するのが最適です。
最近だとあまり見ませんが、携帯ゲーム機なんかにも向いてますね。
それ以外のリモコン等の電池を中々取り替えないものに関してはやっぱり国内メーカーの電池の方がオススメです。
まとめ
色々と見てきましたが、総合すると
- 大容量の電力を短時間で消費する短距離走型の製品には100均の電池を
- 小容量の電力を長期間で消費する長距離走型の製品には国内メーカーの電池を
という事になります。
電池は消耗品です。
長く取り替えずに使用しているとどんな電池であれ、経年劣化には勝てません。
しばらく使わないなと思った時は取り外しておく、しばらく使っていない電池は取り替える等を徹底しておけば液漏れに泣かされることも少なくなるはずです。