【撤退は】有機ELテレビが続々と・・・液晶テレビとの違いとは!?【撤回です】
この記事で時期尚早という事をお伝えしましたが・・・
各メーカー出揃った現状を見る限り、そう一言で片付けるにはストップが個人的にはかかる状態になりました。
いや、毎日職場で実際に見ていると黒の映え方や色の鮮明さ等が思ったよりレベルが高く、何よりかによりどこのメーカーもインテリアとしてもオシャレです。
今回はそんな有機ELを各社比較していこうと思います。
あ、先に断っておきますが、どのメーカーもIPSパネルを使ったモデルは例外無くLG電子のパネルを使用しています。
シャープだけは一部モデルは国内生産をしていましたが、そもそも有機ELは発表してません。
これ、販売員の中でも知ってる人は知ってるんですが、詳しくない方だと知らない情報です。
この質問ぶつけてみて返ってくる返答で信頼できるかどうかを判断しても良いかもしれませんね。
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目次
改めて有機ELのメリット
①.薄い
自発光の強みですね。理論上は紙のようにぐるぐる巻きにも出来るレベルで薄いです。
実際に店頭で確認してみるとわかりますが、LED液晶の機種と比べると一目瞭然です。
あまりの薄さに
「場所移動したりずらす時に端っこバッキリやっちゃったらどうしよう・・・」
と思いながら展示の手伝いをしていました笑
②.黒が綺麗
コチラが実際に店頭で流れているデモです。
このガラスをくるくるーって回している所がSONYのTVだと見ることが出来るんですが・・・
いやはや、はじめて4Kの映像見た時レベルで感動しました。
是非ともこの没入感を体感していただきたいですね。
③.当初言われていたより電気代食わない
出るまではLEDの3倍、つまりプラズマと同じだけかかるとまで言われていた電気代ですが、実際に使用してみるとそこまで使用していません。
100W程度の電気使用量のLEDに比べて200W弱程度である事が多いです。
元々LEDの電力消費量がとても少ないことを考えるとそこまで変わらない気がします。
年間2,000円位の違いかな・・・?
デメリット
①.画面が暗い
プラズマ見てるのと似た感じですね。
各社のLEDフラッグシップと比べると結構暗いです。
電気屋さんの店内は基本明るいので、暗い部屋とかで見ればまた評価は変わってきそうですが、リビングで地上波を見るのが中心であればちょっと考えものかも?
逆にシアタールームやカーテン閉めて映画とか見るのであればとても良い感じ。
②.壁掛けにはあまり向かない気が
LEDであればパネル部分にスピーカーやインターフェース関連が乗っかっているのがほとんどなので、それだけで完結できたのですが・・・
残念ながらどこのメーカーさんもパネルを薄くしすぎるあまり、パネル本体部分に余計な物が一切ありません。
大々的に壁掛けを謳っているのはLGの最上位機種のみですね。それもスカジーケーブルみたいな幅広のインターフェースケーブルをスピーカー部に取り付けないといけませんが・・・
どれも出来なくはないですが、あんまりかっこよくはならなそうです。
各メーカーの特色
ソニー
フラッグシップはZ9Dと公言しており、発表になるまで期待されていなかったソニーのOLEDですが意外や意外、かなり作り込まれています。
展示会や各電気屋の展示を見ても基本的に非壁掛けでの訴求をしています。
後ろの立てかけている板の部分が全てスピーカーになっているので、後ろに壁があると良い感じに反響してくれます(厳密に言うと画面振動により音を出しているのですが、細かい部分は端折ります)。
壁に音をぶつけて反響させる感じになるので、集合住宅などは注意が必要かもしれません。
LED機種と同じくandroidが付いていますが、そのせいかやっぱりリモコンの反応は遅めです。
これからのアップデートで改善されてはいくみたいですがはたして・・・
パナソニック
プラズマテレビ時代から自発光パネルにこだわりを持っていたパナソニックです。
プラズマテレビからの買い替えを検討されている方は是非ともパナソニックの有機ELを店頭で確認してみて下さい。
実はこのメーカー、日本以外のヨーロッパ辺りで1年以上前から製品化しているんですよね。
元々自発光に慣れているのもあり、見た目の輝度も非常に高いです。
例えるなら高校の留年生の様な割と何でも知ってる感が・・・!
カバーガラス面の凹凸が少ないのも◎ですね。
ただこれは個人差があるとは思いますが、スピーカーはもうちょっとどうにかならなかったのかなーと・・・
いや、音域が広いのは魅力なんですが、それにしたって付け方と付ける場所もうちょっとあったんじゃないかと思います。
東芝
国内メーカーでは唯一、4月より販売を開始していました。
なんといっても魅力はゲームする際に最適なゲームモードがOLEDTVの中で唯一搭載されていることです。
画面の応答速度が明らかに変わりますので、とにかくキレイな画面でぬるぬるゲームを楽しみたい方にはやはり東芝です。
経営難でかなりしんどそうですけど、物自体の作りは非常に丁寧です。
LG
パネルを提供している提供元メーカーです。
色んなバリエーションの有機ELを提供+自社制作になるのでコストがかかりづらい為に価格が他に比べ安いです。
上記TVのパネルの厚さは何と3.3mm。更にインターフェースが全てスピーカー部にまとめられているため、ピッタリと壁掛けが出来ます。
ただ残念なのはモニター部とスピーカー部を繋ぐケーブルがとってもかっこ悪いです。
最初から隠すように壁中の隠蔽配線や、そもそもそこにカバーを付けてしまって見えなくしてしまうなどの工夫が必要だと思われます。
昔のPCケーブルみたいになってます。冗談抜きに。
これさえ無ければなー完璧なんですが・・・
まとめ
という訳で今回は一旦待ったをかけた有機ELの特集でした。
どのメーカーを検討するにしても、まずは近くの電気屋さんで実際に見てみてから決めても遅くはありません。
どこのメーカーも一長一短、パネルの色味は好みが分かれます。
実際に見る物(地上波なのか衛星放送なのか、VODなのか)を実際にリモコンで操作しながら確認してみましょう。