ついにシャープが口火を切りましたね。
シャープ、70型8Kモニターを発表 - 前モデルの半額を実現するも、家庭向けはチューナーの小型化が課題
こちらの機種ですが、記事を読んでもらえば分かる通り、シャープが8Kモニターを発売したのはこれが初めてではないんです。
ただ、以前に発売した「LV-85001」が1,600万円という
大企業でも買わんぞこんな価格・・・
なレベルだったため、発売から2年弱経った今でも、実売は上がってないそうです(そりゃそうだ)。
ただ今回は70インチとサイズダウンしたものの半額になりました。
この価格なら物好きが買いそうな感じがしますね。
ただチューナーの小型化や長時間の使用に伴う発熱や電気代の部分が全く解決できてないみたいです。
実用化にはまだまだこれからといったところでしょうかね。
しかしながら政府の打ち立てた8K放送の構図としてはそろそろ市場に現実的な値段の8Kが現れないとキツイ所まで来ています。
一体どうなっていくのか、政府のロードマップを見ながら話をしていきましょう。
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4Kと8Kって具体的に何が違うの?
フルハイビジョンと4Kのときと同じく、目の細かさが違います。
イメージとしては
こうなりますね。
この様になりますので、テレビで映像を見た際に非常に滑らかに見えるようになります。
余談ですが人間の目の解像度は中心のしっかりと見えている部分だけを考えるとおよそ800万画素程度と換算されるそうです。
つまり4Kのモニタ以上あれば現在見ている現実の風景と同じ程度の解像感は得られると言われています。
8Kのモニタと4Kのモニタを比べた際に、4Kのモニタと2Kのモニタを比べた時より違いがわからないのはこのためです。
正直綺麗さは頭打ちにはなってきている気がしますが、それでもやはり綺麗なものは綺麗なままで観たい、残したいという願望は各メーカー共、強いという事ですね。
8K放送のこれから
こちらが政府の提唱するロードマップです。
現在2017年ですから、CS、CATV、IPTVでは知っての通り、4K放送が行われています。
で、昨年NHKで4K、8Kのパブリックビューイングが何度か試験的に行われました。
この状況を見るに、現在までの所は順調に来ているようです。
しかし冒頭で取り上げたニュースを見る限り、後3年弱で庶民の手に8Kテレビが届く値段に収めるのは相当厳しそうです。
4Kテレビでさえ5年間で1/3程度にしかコストが削れていないことを考えるとどうなるんでしょうかね。
ただ、そこさえクリアしてくれれば割とロードマップ通りには進んでいる気がします。
4K放送ってアンテナも変えなきゃダメ?
観たいなら変えないといけません。
その他にも4Kチューナーが必要になります。
4Kチューナー内蔵されているテレビは東芝、ソニーからいくつか出ています。
これとか
これとかですね。
もしくは持って無くてもスカパープレミアムを契約すれば、現在工事費無料のキャンペーンもやってます。
左右旋どちらにも対応したアンテナとスカパープレミアムチューナーがタダで手に入ります。
但し、非常にややこしい話ですが、BSの4K放送を視聴したい場合は、どのテレビを購入しても別途4Kチューナーが必要になります。
これはどうなっても別売りで行くみたいですね・・・またお金がかかっちゃう・・・
まとめ
今回は4K8K放送とそれに伴うインフラに関してお話しました。
4K8K放送は魅力的ではありますが、普及率100%になるような規格でもないですし、はたまた全く興味のない方もいらっしゃると思います。
そういった方は無理せず、2020年に間に合うように購入を検討してみることで全く問題ないと思いますね。