皆さんは近所にある「街の電気屋さん」を利用したことがありますか?
僕もこの仕事に就く前は住んでいた実家の町内に街の電気屋さんがありました。
ただ、利用したことはあったかな・・・レベルなんですよね。
この前実家にたまたま帰る用事があったんですが、その時にその電気屋さんの前を通りかかりました。
するとどうでしょう、15年前と変わらぬ佇まいでしっかりと営業をしているみたいです(実際は入ってないから分かりませんが、明らかに営業中でした)
なんか全然入ってないように見えるんだけどなーと思いつつもやっぱり役割が違うからなんだろうなと考えました。
さて、量販との最大の違いはなんなんでしょうか?
今回はここの違いのお話をしていこうと思います。
共通点は同じ商品を扱っているというところだけ
価格の違い
当然量販店のほうが安くなります。
最も大きな要因は卸値なんですが、ここの違いがほとんど全てですね。
以前の記事で「家電量販店はインセンティブが出るから値引きが出来る」という値引きの仕組みをお話しました。
これですね。
もちろん個人店ではこんな大量仕入れなんて出来ませんし、捌けないからメーカーに返品なんていうのも多いです。
そうなると仕入れ値が全然変わります。
商品にもよりますが、大体2割程度高くなります。
量販店より高くなってしまうのはそこにあるんです。
サービス
量販店でしか買い物したこと無い方はビックリするくらい親切丁寧です。
使い方がわからない・・・→即日訪問、使い方説明、もちろん無料
なんか様子がおかしい・・・→即日訪問、機器点検、手直しで直るならそれで終わり、無料
電球を取り替えて欲しい→訪問して取替、機器清掃までして品代のみ
とりあえず訪問して何かしてもらう=有料ではありません。
後は犬の散歩を頼んだり、いない間の部屋の掃除を頼んだりと「日々の生活に密着する地域密着型サービス」である事がほとんどです。
大抵の電気屋はパナソニック専門だとか東芝専門とかメーカーを絞った商品展開をしています。
そのメーカーの商品に関しては量販店の販売員より詳しいこともあります。
説明書に載ってない使い方のコツとか経験則から来る直し方とかもバッチリです。
でんかのヤマグチの例
コチラの「でんかのヤマグチ」。知る人ぞ知る超有名個人店です。
東京都の町田市限定とはいえ、サービスのレベルが物凄いです。
でんかのヤマグチで検索するとその凄さがわかります。
具体的に言うと、「徹底した顧客管理と徹底した御用聞きサービス」です。
テレビの録画が出来ないから来て欲しい、家から駅まで出なきゃいけないから車を回して欲しい、
冷蔵庫の修理にはクーラーボックスに氷を入れて持っていく、直らなければ無料で同等品を貸出する等など・・・
ただ、肝心の販売価格なんですが、価格ドットコムの最安の2.5倍位します。
高いのは間違いありませんが、それに見合ったサービスを提供していると言う所ですね。
これが等価なのかどうかというのは人それぞれの線引だと思いますが、家電機器の操作がほとんど出来ない高齢の方や
時間の取れないシングルマザーの方等、それぞれの立場によってそこはかなり変わってくると思います。
いずれにせよ、必要としてくれている14,000人の為の電気屋さんなんです。
まとめ
今回は家電量販店と個人店の違いについてまとめてみました。
お金と時間に余裕があれば足を運んでみて実際に接客やサービスを受けてみるとその違いが分かると思います。
価格交渉に関しては全然聞いてくれませんのでそこはご注意を。