里帰り、お盆の季節になりました。
この業界にいると人と同じ時期に実家に帰ったりお墓参りに行ったりというのは難しいので、たろっさは先週済ませてきました・・・!
そして夏も真っ盛りになりまして、この時期一番安くなるのが
冷蔵庫
なんですね~。
この時期辺りから冷蔵庫は徐々に処分品が増え始め、8月末~9月頭位にはすべて入れ替えになります。
外気温が高いので冷蔵庫は冬の期間に比べて3-4倍頑張ります。
そうするとモーターの駆動する時間も多くなり、かなりの高熱になるんですね。
結果調子が悪くなってしまったり、壊れてしまったりするわけです。
それだけではなく、お盆で帰省してきたご家族世帯と親の世帯の二世帯でお店に来るお客さんがこの時期は非常に多いです。
それを見越してメーカー、量販店共に商品をお買い得にご用意してお客さんを出迎えるという事になります。
今回は1年を通して一番安くなる時期の冷蔵庫の売れ筋を比較して1位と2位の何が違うのか、どちらがオススメなのかを見ていきます。
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目次
1位の製品
日立 真空チルド R-XG4300G
皆さんご存知、日立の冷蔵庫です。
嵐のコマーシャルでお馴染みですね。
余談ですがコマーシャルに嵐を起用した所、白物部門の売上高が1.2倍になったそうです。
嵐すげえ・・・!
さてさて日立の冷蔵庫の何が良いかというと
- 真空チルド
- スリープ野菜室
- 省エネ
という辺りが挙げられます。
一つ目の真空チルドですが、これは単純に、「チルド室を真空にして食品の傷みを防ぐ」物です。
例えば一昨日の朝買ってきたお刺身、今日の夜食べる・・・なんて場合でも大丈夫です。
水分も抜けること無く、そのままの状態で美味しく食べられます。
二つ目のスリープ野菜室は最近の機種に付いていますね。
こちらの②下段スペースの部分ですね。
野菜は収穫後も呼吸をしており、酸素を吸って二酸化炭素を吐きます。
人間と違って酸素がなくても死にはしませんが、鮮度はどんどんと落ちてきます。
つまり、長時間開けていないと野菜室が二酸化炭素で一杯になってしまいます。
二酸化炭素には成長を促進させる効果があり、土も光もない野菜は自身の水分を使用して成長しようとします。
なのでしなびてしまうんですね。
しかしこの野菜室はプラチナ触媒という触媒により、二酸化炭素と結合して炭酸ガスを放出しています。
スーパーで野菜室でモクモクしてるあれです。
これは植物の呼吸を止めてくれる効果があり、結果的に長持ちします。
三つ目の省エネは読んで字のごとくです。
中の温度を見る機械である冷却器の性能やモーターの精度の高さなど、様々な見えない場所での努力が日立は非常に優れています。
この辺りが他メーカーと比べて優れている点ですね。
2位の製品
パナソニック NR-F472PV
日立と双璧を為すパナソニックです。
こっちはアイドルではなく、俳優の西島秀俊さんがコマーシャルしてますね。
他にも綾瀬はるかさんとか遠藤憲一さんとかも最近だとパナソニックのコマーシャルに出てます。
西島さんはパナソニックのイメージキャラクターになってから家電に興味を持ち、今じゃかなりの家電マニアだそうです。
今年から7daysパーシャルと銘打っている通り、冷凍が得意な印象です。
さて、パナソニックの主な特徴としては
- ワンダフルオープン
- 微凍結パーシャル
- エコナビ
この辺りですね。
一つ目ですが、パナソニックの最大の特徴です。
野菜室、冷凍室共にこの様に100%オープンしてくれます。
実際に電気屋さんで見るとわかりますが、開く幅が段違いです。
パナソニックは冷蔵庫の最上段部分に圧縮機を配置しています。
この最上段の部分って、実際に使うかと言われるとイマイチ使わないんですよね。
背の低い方だと尚更奥に追いやってしまって、整理してると賞味期限2年前のジャムとか出てきたりします・・・
ここに配置することにより、野菜室、冷凍室の後ろに何もなくなりました。
なので、100%全開にすることが可能なんですね。
二つ目の微凍結パーシャルですが、これは一週間作り置きや買い置きの鮮度を保ってくれます。
日立の真空チルドがあった場所ですね。ここがパーシャル室になっています。
実際保ちが良く、1週間前に作ってココに入れてあった唐揚げチンして食べさせてもらいましたが、ちょっとパサパサ感はあったとは言え、しっかり美味しかったです。
1週間も保つなら日立よりすげえじゃん!と思った方、質が違います。
日立は冷蔵、パナソニックは冷凍です。
三つ目は省エネの為の機能ですね。
冷蔵庫が設置されてから三週間程度、この冷蔵庫は
「このお家、冷蔵庫を使わない時間はいつなのかな?」
「冷蔵庫を開ける頻度は多いかな?少ないかな?」
などという事を学習していきます。
そして頻度が少ない、使わない時間をどんどんと絞り込んでいき、その時間省エネ運転を何も設定しなくても勝手にやってくれます。
生活リズムが変わったりした場合でもしっかりと対応、修正をしていきます。
これ入れてるだけで年間の電気代がおよそ2,000円程度変わります。
尚、ココに挙げた以外にもオススメの機能があります。知りたい方はコチラ。
冷蔵庫オススメ比較
スペースを取るか?鮮度を取るか?
前者の場合ワンダフルオープンの付いているパナソニック、鮮度を取るならスリープ野菜室の日立になります。
冷凍室の場合は入る容量はほとんど変わりませんが、パナソニックは広々2段、日立は3段トレイになります。
どこに何が入っているかをきちんと把握できるのであれば良いですが、整理整頓しやすいのはパナソニックに軍配が上がりますね。
冷蔵を取るか?冷凍を取るか?
冷蔵の場合真空チルドの日立、冷凍の場合はパーシャル微凍結のパナソニックです。
こまめに買い物に行って冷蔵室、野菜室を主に使用する場合は日立ですね。
核家族家庭やまとめ買い、買いだめをあまりしない家庭にオススメです。
買ってきたものを2-3日で消費するならば真空チルドの鮮度保存が最適です。
そのまま調理ができるのも非常にメリットです。
反面、まとめ買いをしてきて物をガンガン冷凍室に詰める場合はパナソニックですね。
共働きなどでたまにしか買い物に行けない、買いだめをしておいて都度解凍するご家庭向けです。
微凍結パーシャルを駆使して賢く食材を消費していけます。
物によっては調理前に解凍の手間が発生したりしてしまいますが、腐らせるよりずっと良いですね。
操作パネルは前面?それとも中?
前面タッチパネルであれば日立、中であればパナソニックです。
普段はあまり買いだめしませんが、たまに買いだめをした場合に急速冷凍などを細かく変えたいのであれば日立ですね。
あまり設定を弄らない、もしくは前面パネルだと子供にいたずらされる!と言う悩みのある方は冷蔵室内パネルのパナソニックが良いでしょう。
総評
夫婦片働き、小まめに買い物に行くご家庭には日立!
夫婦共働き、買いだめを多くするご家庭にはパナソニック!
店頭チェックの際は是非とも参考にしてみて下さい。
あ、絶対に選んじゃいけない物も中には実はあります。知りたい方はコチラへどうぞ。