皆さんは家電を購入する際、何を基準にして選びますか?
ある人は口コミ、ある人は店頭で接客を受けて、ある人は好きなメーカー一本で。
いろいろな基準、考え方や選定のポイントがあると思います。
かくいう私も好きなメーカーや好きな機能等があり、そういうのを基準に選びますが、日本人の8割以上の方が
ネットやテレビなどの口コミの評価
を第一の基準に上げています。
価格の基準もそうですが、やっぱり「多数が高く評価をしている商品は良い物だ!」と考える方が少なくないんですね。
今回はそういった家電を購入する際に最低限考えなければいけないこと、本当に自分に合った物を探すために必要なことをお教えします。
文字ばかりの記事になりますので多少疲れるかもしれませんがよろしければお付き合いください。
しっかり読めばハズレ家電を引かないどころか、自分にとって有用な家電を選べるようになる上にお洒落で機能性の高い物を自然と選べるようになるかも?
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大型家電は消耗品ではない
例えば冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコンなどに代表される「一度取り付けたら1-2年でよっぽどのことがない限り買い換えない家電」です。
どれも10年前後の定格年数がある上に、どの電気屋さんも長期保証の対象になっているものが多いです。
更に言うと値段もおいそれと普通の方は買い替えたり出来ないような値段ですので、必然的に多少不満があっても使い続けなければなりません。
例えば価格でいけばAという商品(100,000円)だが、Bという商品(150,000円)の方が間違いなく欲しいと悩んでいる際に
「Aで良いや」
↑の様に決めると9割以上の方が壊れるまでに後悔を感じます。
更にその内の4割の方が寿命なんて関係無しに2-3年で買い替えています。
これ、冗談のように聞こえますが統計学的な数字も出ており、かなり信憑性があります。
実際に接客していると「やっぱりあの時もうちょっと良いもの買っておけば良かったなー」というお客さんは多いですね。
考えに考えた上で「Aが良いね!」となれば話は別ですが、妥協して購入すると絶対にどこかで後悔しちゃいます。
妥協をせずに自分にとって有益なものを選んでいきましょう。
自分の欲しい機能、譲れない機能をリストアップする
冷蔵庫を買い換える場合、野菜室と冷凍庫どちらを重視するかと言う所や、今までチルド室を便利に使っていたからここの質は絶対に落としたくない等
どんなにこだわりのない方でも絶対に便利に使用している部分や機能があるはずです。
例えば晩酌をするから自動製氷がないと不便だとか、ほとんど冷蔵庫を使用しない方でもこんな話はいくらでもあります。
洗濯機だと毛布をよく洗うから子供の数は減ったけど今より小さくすると困る等、人それぞれに事情も違います。
そういった部分を聞くのが我々販売員の仕事ではありますが、お客さんの方から提案してくれてここだけは譲れない!という具体的なものが
しっかりと見えていればオススメできるものも具体性が高くなりますので、後々の不満はぐっと減ってきます。
壊れたから買い換えるというのがほとんどではありますが、こんな機能が欲しい!こういうことがやりたい!という事でも
商品買い替えをされる方、高付加価値がついた商品を購入する方も同時に増えてきてますね。
そこまで具体的な物が思いつかないよ~という方は絶対にないと困るところだけでも考えておくと良いですね。
欲しい機能と金額のバランスをある程度把握しておく
例えば平均250,000円程度する650L台の冷蔵庫をそれくらい大きいのが100,000円で欲しい!なんて言っても販売員に鼻で笑われておしまいです。
勿論物にもよりますが、1割2割程度で何とかなるならこちらも考えますが、半額以下でなんていう話はこちらとしてもマトモになんて取り合いません。
他に買ってくれる人がいくらでも居るわけですから、突飛なことは言わないようにしましょう。
以前にもお話した通り、金額交渉もコミュ力です。「これいくら?」の一言で最大限の値引きなんて間違っても期待しないで下さい。
最低限自分の買いたい物、欲しい機能が付いている商品が大体どのくらいで取り引きされているか位を把握しておくことにより、交渉もうまくいきやすいです。
と言うより自分の欲しい物の価値を知らないで交渉なんてあり得ないです。よっぽどお金余ってるなら別ですが・・・
よく言われる「使いやすくて性能も良くて安い物」なんてものはどこ探しても存在しません。あったら自分で買ってます。
買い物の下調べをめんどくさいと感じるのであれば多分今は自分の中では買い時では無いのだと思います。
必要になったらどうしても調べないといけないですからね。
まとめ
今回は自分にとって有用な家電を買うコツをまとめました。
確かに口コミやレビューは一つの指針になりますし、新しいものを買う際に有用な手段の一つであるのは間違いありません。
しかしながら、それだけではやっぱり不十分ですし、言ってしまえばそれも所詮自分じゃない人のただの感想です。
こんな事言い出すとキリがありませんが、そういったレビューや批評などにはお金をもらって褒めたり貶したりしてる人が居るのも事実ですからね。
ですので、自分の欲しい物に関しての下調べと予習は入念に行ったほうが良いと思います。