「60,000円の商品が50,000円で買えた!」
「ネット最安が33,000円だったけど、展示処分で粘って29,000円!ラッキー!」
なんて事、あったりすると思います。
しかし上記の2例の場合、もしかしたら逆に損をしている可能性があります。
もちろん全ての法人でと言うわけではありませんが、今回は「最安値が必ずしも一番オトクではない」という所をお話させて頂きます。
オトクかどうかを判断しなければならない価格
こちらのケースを考えなければならない場合、それはズバリ
値引き後価格が保証期間に影響する価格の場合
です。
この場合ですが、正に冒頭の例が当てはまります。
多くの電気屋さんの場合、税別30,000円、50,000円で長期保証が付いてくるかどうかが変わります。
具体的にはヤマダ、コジマ、ケーズ辺りですね。
10,000円前後の商品に対してはヨドバシ、ビック等も対象です。
エディオンはクレジットカードを持っているならほとんどの物に対して自動的に5年間の保証が付いてきますので、余り気にしなくて良さそうです。
例えばヤマダで定価59,800円、ネット最安値53,000円のTVを購入する場合。
そのまま購入(50,000円以上の為、5年間の保証)
ネット最安値にて購入(50,000円以下の為、3年間の保証)
ヤマダの場合は税込32,400円以上で3年間、税込54,000円以上で5年間の保証が付いてきます。
なのでこの場合、1,000円値引き額が下回っているために、保証を2年間削っていると言う事になります。
尚、TVの故障の主な要因と修理費は
- 電源が入らない、画面が映らない(基盤orパネル 30,000円~70,000円程度)
- 番組受信できない(チューナー不具合 20,000円~40,000円程度)
等が多いです。
つまり上記ネット最安値にて購入した場合、1,000円を値引きしたために2年間リスクが増えるという事になります。
4年目に電源が入らなくなった場合、54,000円で購入していれば基盤交換も安く済ませられたのに53,000円で全て実費負担なんてケースも起こります。
上記が40,000円で買えるなどの場合は天秤にかける価値がありそうですが、1,000円程度であれば間違いなく5年保証を上乗せしておいた方が安心でしょうね。
※無料保証だけでなく、商品によっては商品価格の一部を上乗せして延長保証をかけるサービスもありますが、利用する場合は基本的には上記と同じと考えて間違いありません。
じゃあいくらから気を付ければ良いの?これは保証付くの?等の疑問はこちらを参照下さい。