ソフトバンクが提供する「Softbank Air」の話題です。
ネットで見ると工事が必要無いのに安定した速度で使える!と言う方もいれば
全く繋がらないし速度もほとんど出なくて怒る!と言う方も・・・
一体全体ホントの所はどうなのさ?という訳で今回は色んな角度からこのサービスを見ていこうと思います。
目次
SoftBank Air の特徴
先に言っちゃいますけど、繋がらない、速度が出ないと言ってる方の8割は事前の確認不足です。正しく運用すれば物凄い便利です。
スペック、回線速度
ここで良く聞くワードのベストエフォートの文字。
日本特有の理論値という奴です。環境がそれぞれで違いすぎるのでこの数字は全くあてになりませんので注意。
といっても指針がこれ以外ないので、必然的にこれをあてにするしかありません。
現在契約をするとよっぽど変なことが無い限り、Airターミナル2か3が来ます。
※一応Airターミナル1で契約することも出来ますが、月104円しか変わりません。ほぼ無意味。
3はTDD-LTE規格に対応しており、今までの物より速度と安定性が高まっているようです。
ただ、TDD-LTE規格自体が全く浸透しておらず、札幌エリアと大阪エリアの一部のみ繋がったりすることがある程度です。
噂によるとその地域のお店で契約をするとAirターミナル3になるらしいです。
月額
見てみるとレンタルより買い切りの方が安くなっていますね。
だったら買い切りの方が良いですね・・・となるかどうかはどれ位使う予定かでガラッと変わります。
ここが大きな落とし穴です、気を付けましょう。理由は以下。
・・・いや、流石に解約金だとかそういうのは一目分かる場所に明記しようよ・・・
とは思いますが、このpdfの中に全部書いてます。
その中の一部を抜粋。
解約のお申し出がない場合は、更に2年間を契約期間として更新します。
・本サービスの契約満了月以外で解約した場合、9,500円の解除料をお支払いいただきます。
・「プレミアム」プランの契約期間は2年間(「プレミアム」プランの課金開始日の属する月を1ヵ月として24ヵ月目の末日まで)となります。
「プレミアム」プランにて、解約のお申し出がない場合は、更に2年間を契約期間として更新します。
・「プレミアム」プランの契約満了月以外で解約した場合、または契約満了月以外で「プレミアム」プランから「スタンダード」プランに変更する場合、3,000円の解除料をお支払いいただきます。
※当社が提供する固定ブロードバンドサービス(付随するオプションサービスを含む)を同月内に解約することにより解除料が重複して発生する場合、10,000円を解除料の上限金額として当社に対してお支払いいただきます。
要するに、2年縛りがあります。それ自体は最近の主流ですし、とりあえずは納得することにしますがこの縛りと上記の買い切りのキャンペーン割引には罠が仕掛けてあります。
機器の分割は36回(途中で辞めると残債は一括請求)。縛りは2年(24ヶ月)。
そう、違約金の9,500円を払わないで解約するためには4年間契約しないといけないのです。
かと言って通常のモバイルルーターと違い、SIMカードの挿し替えで端末を他の物で使用することも出来ません。
よってキャンペーン割引一切適用されない端末一括購入も全く旨味がありません。
必然的にレンタルが一番小回りが利く上に、オトクに使用できます。
というか何でこんなプラン設定なのかなー・・・分割はともかく、一括購入の選択肢も最初から選べないようにしておかないと騙される人が絶対にいるぞ・・・
まあそこまで織り込み済みのプランなのかもしれません。
後はスタンダードプランとプレミアムプランの内容ですが、余裕があれば間違いなくここはプレミアムプランを推します。
端末機器本体に何が起こっても無償で交換してくれます。
スタンダードプランの場合、修理で16,000円取られますからね。
ただ、月額200円しか変わらないように見えますがここも割引適用になっており、25ヶ月目~は500円になります。
プレミアムからスタンダードへ変更するのには3,000円かかりますのでお気をつけ下さい。
まとめてると随分料金プランがややこしいですね・・・
4年以上長く使うなら分割購入、その内解約するor2年でまた見直したい方はレンタル。お金に余裕があればプレミアムプランに。この二点が一番大事です。
SoftBank Air の他サービスとの比較
光回線と違い、工事不要、設定不要。電源繋ぐだけ
大きなメリットですね。
光回線は工事費が戸建てだと18,000円~30,000円程度、マンションタイプだと無派遣で2,000円、派遣工事だと15,000円~かかってきます。
この辺りが一切必要無いのはとても大きいのではないでしょうか。
しかもコンセントを挿すだけでもう電波が飛びます。SSIDとPINを確認して接続するだけで無線が使用できます。
モデムやルーターにPPPoEを入れたり、そんな必要もありません。
設定自体も楽ちんなのは間違いないです。
モバイルルーターと違い、データ容量制限無し
通称「見えない制限」と言われている短期間での大容量使用による帯域制限も存在しないようです。
混雑時は利用を制限することがあるという文言はありますが、少なくともそういった状況に陥ったことのある方は少ないようです。
つまり使い放題ですので家族皆でシェアする場合なども良さそうですね。
光回線と違い無線のため、ゲーム等には不向き
どこまで言っても無線であることに変わりはありません。
継続して一定以上の通信を行わなければならない対戦ゲームなどの回線にはやはり光回線等の固定回線には遠く及びません。
モバイルルーターと違い持ち運びは出来ないことになっている
理論上はサービス提供エリア内であれば何処へでも持っていってコンセントを挿せばネットは繋がります。
しかしSoftbankサイドとしてはこれは固定回線の代わりに使って欲しいサービスのようで、契約した住所以外で使用しないで下さいと明記されています。
実際不定期に回線提供側とパケットのやり取りを行っており、どの辺りから繋いでいるかという事を監視しているという事が報告されています。
現に別の場所で使用していた所、いきなり機械は正常なのに通信を止められたなんていう事例もあるみたいですね。
SoftBank Air まとめ
という訳で今回はSoftbankAirについてまとめました。
対応エリアに入っており、きちんと料金プランを理解してメリット・デメリットを考えた上であれば十分便利な代物です。
まずは以下で対応エリアかどうかと料金の把握をしっかりとしていきましょう。